上顎洞に骨を再生させる治療、上顎洞底挙上術(サイナスリフト)について

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骨が薄い上顎(上アゴ)に対してインプラント治療を可能にする方法|サイナスリフト

こんにちは。

大阪府箕面市船場の歯科・歯医者、TASUKU DENTAL OFFICE(タスクデンタルオフィス)の筒井佑(たすく)です。

今回は、「骨が薄い上顎(上アゴ)に対してインプラント治療を可能にする方法」をテーマにお話します。

上顎(上アゴ)は解剖学的な構造として、上顎洞(副鼻腔)と奥歯が近接していることが特徴です。

もちろん、上顎洞(副鼻腔)の形態や大きさには個人差があるため、その近接する程度はそれぞれ異なります。

また、レントゲン写真のように、健康な歯がある場合は骨に厚みがありますが、歯を失っている場合では、骨が吸収してしまい上顎(上アゴ)の骨が薄くなりやすいです。

特に、歯周病によって歯を失ってしまうと、骨の吸収はより大きく、上顎(上アゴ)の骨がかなり薄くなっている場合もあります。

上顎(上アゴ)の骨が薄いと、インプラント治療をしっかりと固定するための骨がなく、そのままの状態だとインプラントが上顎洞に突き抜けてしまうため、インプラント治療ができません。

「上顎(上アゴ)でインプラント治療ができない」と言われるほとんどの患者様が、このように骨が薄く上顎洞が近接しているような状態です。

上顎(上アゴ)の骨が薄い方にインプラント治療を可能にするためには、「上顎洞に骨を再生させる治療」が必要になります。この治療法を「上顎洞底挙上術(サイナスリフト)」と言います。

上顎洞底挙上術(サイナスリフト)は、上顎洞内側のシュナイダー膜と呼ばれる風船のような薄い粘膜を慎重に剥離し、膜を挙上させたスペースに骨を再生させる材料を填入することで、インプラント治療に必要な歯槽骨を再生させることができます。

 

骨の再生には約6~9ヶ月の期間を有します。

また条件が整っていれば、上顎洞底挙上術(サイナスリフト)と同時にインプラント埋入手術も可能です。(かなり難易度は高くなります)

 

治療中は患者様の不安や負担を少なくするために、「静脈内鎮静法」を併用しながら治療をすることが可能です。

静脈内鎮静とは、点滴からお薬を入れていく麻酔の方法で、お薬により眠っている間に治療をさせていただきます。(リラックス治療・ストレスフリー外来等)
入院の必要はなく、治療時間は1時間~2時間程度です。外科治療が不安な方や恐怖症の方、嘔吐反射が強い方にお勧めさせていただいております。
当院では、日本歯科麻酔学会 認定医の歯科麻酔医(女医の先生)と連携しており、安全な静脈内鎮静を行っております。

上顎洞底挙上術(サイナスリフト)は、高度な外科的な技術が必要になりますので、インプラント治療に精通した歯科医師のもとで治療を受けることをお勧めいたします。

 

当院では、インプラント治療を専門としており、高度な技術を持ち合わせた経験豊富なインプラント認定医が治療を担当いたします。

上顎洞底挙上術(サイナスリフト)の経験も豊富で、難症例にも対応してきました。

 

インプラント治療を希望しているが、「上顎(上アゴ)の骨が薄くてインプラント治療ができない」と言われた方は是非一度当院へお気軽にご相談ください。

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院長 筒井 佑

監修者情報院長 筒井 佑

日本国内でもトップレベルの歯周治療、インプラント治療、噛み合わせ治療など総合治療を専門とした貴和会歯科診療所に勤務し、佐々木猛先生をはじめとする著名な先生方のご指導のもとで、10年間研鑽を積んでまいりました。全ての分野においてより専門性の高いレベルで臨床に取り組み、1本の天然歯を残す治療から全顎的な治療に至るまで数多くの難症例にも対応いたします。

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