箕面市のTASUKU DENTAL OFFICEでは歯髄保存療法を実施中です。

pulp preservation 歯髄保存療法

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pulp preservationTASUKU DENTAL OFFICEの歯髄保存療法について

箕面市のTASUKU DENTAL OFFICEでは歯の神経を保存することに積極的に取り組んでいます。歯の神経(歯髄)の保存は、歯の予後に大きな影響を及ぼすため、当院では可能性があるかぎり、歯の神経(歯髄)の保存に努めるようにしております。

歯髄保存療法とは?

歯髄保存療法とは?

虫歯が大きく進行し、神経に到達するくらい広がっている場合、通常では抜髄という歯の神経(歯髄)を全て取り、根の中を綺麗に掃除する治療が必要です。この処置を一般的に「抜髄」と呼びます。抜髄をする際にはご自身の歯を大きく削る必要があり、その結果、神経のある歯より破折しやすくなります。更に、神経を失うことで、痛みを感じなくなるため、むし歯に対して早期に治療介入することが難しくなり、歯のダメージがより大きくなってしまいます。
また、1本の歯に対する治療は4〜5回の治療介入が限界であるとも言われているため、神経を残すことで、できる限り歯の寿命を伸ばすことができると私たち歯科医師は考えています。

むし歯が神経に到達している場合に、感染している歯髄だけを除去し、健康な歯の神経(歯髄)を保存する治療を「歯髄保存療法」と言います。

歯の神経(歯髄)の有無は歯の予後に大きく影響する

歯の神経(歯髄)の有無は歯の予後に大きく影響する

根管治療の有無で歯の予後を調査した報告によると、根管治療を行った歯は、根管治療を行っていない歯と比較し、歯を失うリスクが前歯で1.8倍、臼歯部で7.4倍であると報告されています。
この報告から考えると、いかに歯の神経(歯髄)の保存が重要であるかがわかります。
もちろんのこと、根管治療が必要な場合には、精密な根管治療により歯の保存に努めることが大事ですが、もし歯の神経(歯髄)を保存できる可能性がある場合には、歯の神経(歯髄)の保存に努めることを当院ではお勧めしております。
Root canal filled versus non-root canal filled teeth: a retrospective comparison of survival times.
Caplan DJ , Cai J, Yin G, White BA. J Public Health Dent. 2005

歯髄保存療法の成功率は?

歯髄保存療法の成功率は?

歯髄保存療法で行う直接覆髄の成功率は約33〜100%と大きな幅があります。これは、診断の正確さや術者の技術力に依存する部分が大きいからであると言われています。マイクロスコープの使用やラバーダムの使用、歯髄保存療法後の詰め物の治療精度も、成功率を向上させる重要な因子であり、整備された環境のもと適切な治療を行えば、約90%の成功率を獲得できると言われています。
Aguilar P,Linsuwanont P 2011 J Endo / Al-Hiyasat AS et 2006 J Am Dent

歯髄を残すために必要なこと

歯髄を残し安定した予後を獲得するために必要なことは、大きく分けて3つあります。

①歯の神経(歯髄)の状態を把握する正確な診断

①歯の神経(歯髄)の状態を把握する正確な診断

歯髄保存療法が適応となる歯は、一定の条件が必要になります。その条件を見分けるためには、症状や歯の神経(歯髄)の状態から、適応症であるかを診断する必要があります。また、歯の神経(歯髄)への感染の程度により、保存の可否が決定しますので、術前の診断や周囲の歯も含めた治療計画から総合的な判断が重要です。

②マイクロスコープを使った治療

②マイクロスコープを使った治療

歯髄保存治療はとても繊細な治療で、より成功率を高めるためには高拡大視野で患部の状態を正確に把握する必要があります。どれだけ豊富な経験と技術を備えた歯科医師であっても、肉眼だけではなかなか正確な治療を行うことは難しいです。
逆に、マイクロスコープを使用することで、誰でも患部を確実に把握することが可能になるので、より正確な診断のもと、成功率の向上に努めることが可能になります。
当院でも高拡大視野のもと、精密な治療を心がけ、積極的に歯の保存を行っていきたいと思います。

③歯髄保存療法後の精密な修復

③歯髄保存療法後の精密な修復

歯髄保存治療によって歯の神経(歯髄)を残せたとしても、その上を覆う詰め物の精度が悪いと、再度細菌の侵入によりむし歯が再発する可能性が高く、歯の神経(歯髄)を除去せざるを得ない場合があります。つまり、歯の神経(歯髄)の保存は、精密な詰め物が装着できて初めて、成功率が向上し、ご自身の神経を保存できた状態で長期的な予後が期待できるのです。

丁寧なカウンセリング

丁寧なカウンセリング

歯髄保存療法においても十分な治療内容の説明が必要になります。
全ての治療が必ずしも成功するわけではないため、歯の神経(歯髄)の状況によっては歯髄保存療法の適応外となり神経を除去しなければならない場合もあれば、歯髄保存療法を施術後に痛みが生じて神経を除去しなければならない場合もあります。
十分な診査のもと治療に望みますが、状況に応じた対応が必要になることもありますので、当院では治療前に丁寧なカウンセリングを行い、治療のメリットとデメリットを十分に理解していただいたうえで進めるように努めています。
当院ではカウンセリングの時間を大切にしており、納得していただいたうえで治療を進めていきますので、安心してご来院ください。

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